今期の西明日香さんの主演作品『てさぐれ!部活もの』が10月6日未明にオン・エアされた。

本作品は『gdgd妖精s』『直球表題ロボットアニメ』の石舘光太郎監督作品(『gdgd〜』は一期脚本)。

前二作品と同様のプレスコ+アドリブ+3Dの作品となっており、『gdgd〜』から明坂聡美さん、『直球〜』から西明日香さんを起用するなど、この二つの作品を強く意識させるものになっている。


過去の作品は、基本的に同一の構成で、コント、映像、アドリブの3パートを明確に区切っていたのだが、本作では、コントからアドリブにワンカットでそのまま繋ぐスタイルとなっている。

プレスコに手作業で動きをつけていると思われるため、動きは3Dっぽいものの、背景やキャラクターは悪くなく、結構かわいい。

デフォルメでかわいく作った『gdgd〜』やロボットにして直球のかわいさを避けた『直球〜』と比べて、王道的な萌え系3Dモデルを使用しているが映像面での挑戦かも知れない。

また4人居る(正確にはエトセトラガールを含めて5人)のも大きな違い。

作劇上の王道パターンではあるが、すでに顔見知りの3人に、大橋彩香さんが新入生として入部するという形式を取ることで、新入生に説明する体で、視聴者にもスムーズに設定を説明出来るようになっている。

大橋さんだけはモノローグが入るため、大橋さん主人公の一人称視点という形だが、通常時の主人公は西さんという感じのちょっと変則的なキャラクター配置になっていると思う。

などなど新しいところはいくつかあるが、いつものような感じで面白いので、とりあえず見てみたら良いと思う。

あとOPがいい。 


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